香港、4月累計日本人訪問者4.1%減-9月以降にCXとキャンペーン計画
香港政府観光局(HKTB)日本・韓国地区局長の加納國雄氏によると、2011年1月から4月までの累計日本人訪問者数は前年比4.1%減の41万2000人となった。5月25日に開催された香港ツアーオペレーター協議会(HKTC)の定例会の場で語った。4月単体では11%減で、いずれも日本政府観光局(JNTO)による日本人出国者数を下回っている。加納氏は、5月1日から5日のゴールデンウィーク期間が25%減となったとし、「今後どうなるか見えていないが、マイナスが続くことを懸念している」と語った。
こうした状況下で、HKTBではリカバリーキャンペーンについて、キャセイパシフィック航空(CX)など関係各所と計画を立てているところ。CXとは、9月頃から新しいキャッチコピーを使用してキャンペーンを展開する計画という。
また、6月からは「香港フード・フェスティバル」を全国で開催するほか、9月には「香港フィルム・フェスティバル」も予定。さらに、在日外国観光局協議会(ANTOR-Japan)の「Let's go 海外!」、日本旅行業協会(JATA)の「JATA国際観光フォーラム・旅博」、トラベルジャーナルの「世界旅行博」すべてに出展。このほか、旅行会社向けのセミナーなども展開していく方針だ。