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ニューヨーク市、11年末までに客室数が9万室に

  • 2011年5月26日

 ニューヨーク市観光局によると、2011年末までにニューヨーク市内の宿泊施設の客室数は9万室におよぶ予定だ。また、今年オープン予定のホテルの約4割はマンハッタン以外のブルックリン、クイーンズ、ブロンクス、スタテン島の4つの行政区に位置することから、ニューヨーク市への滞在先の選択肢が増えることとなる。

 ニューヨーク市のホテル客室数は2008年から2010年までで24%増加しており、過去2年間でオープンしたホテルの約42%がマンハッタン以外の地区に建設されている。クイーンズやブルックリンなどはエンパイア・ステート・ビルやタイムズスクエアなどの観光スポットにも地下鉄を利用して簡単にアクセスできる。このほか、ブルックリン植物園やブロンクス動物園、デジタルメディアをメインとした展示が楽しめるミュージアム・オブ・ザ・ムービング・イメージなどの施設もあるという。

 このほか、マンハッタンエリアでも新規ホテルが開業しており、ハーレムやソーホー、ロウアーマンハッタンなどでオープンしている。ニューヨーク市では2012年までに訪問者数5000万人をめざしており、積極的にホテル開発を進めていた。2011年4月の平均客室単価は263米ドルで、稼働率は88%と推定している。また、2013年までに新たに40軒のホテルが開業する予定だ。