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郵船クルーズ、大船渡に予定通り寄港
-夏の三陸・北海道クルーズで

  • 2011年5月25日

 郵船クルーズは今夏、飛鳥Ⅱで運航する「夏の三陸・北海道一周クルーズ」で、当初の予定通り岩手県大船渡への寄港を実施することを決定した。震災後、現地状況の情報を入手しながら、推移を確認していたが、その安全性が確認できたことに加え、地元からの「寄港が復興につながる」との言葉が後押しし、決定した。

 寄港当日には、大船渡市と近隣市民と乗客との交流や、同市民を招待しての飛鳥Ⅱ船内見学会、乗組員による地元小学校の訪問・交流、乗船客への地元物産販売などを計画。また、同クルーズの売上金から、乗船客1人あたり1万円分を、大船渡市に贈呈する予定だ。

 なお、郵船クルーズでは1992年から、飛鳥で毎年、大船渡に寄港しており、同市は「飛鳥の日」を設けるなど温かく歓迎しているという。今後も郵船クルーズでは大船渡市と被災地への復興を、応援していくとしている。