ルフトハンザ、2010年度の経常利益が500%以上増、約半数が旅客部門の利益
ルフトハンザ・グループの2010年度決算は、売上高が前年比22.6%増の273億2400万ユーロ、営業利益が357%増の12億4000万ユーロ、経常利益は573%増の8億7600万ユーロを計上し、純利益が11億3100万ユーロ(前年は3400万ユーロの損失)となった。2010年度は世界的な不況や自然災害の影響があったが、それぞれの変化に対して、プロセスや体制を柔軟かつ迅速に対応。各部門の財政再建や長距離便の需要増加、グループ内航空会社の相乗効果で、2009年度決算を大きく上回ったとする。経常利益については約半分の4億3600万ユーロがグループの旅客部門による利益であり、そのうち3億8200万ユーロはルフトハンザ・ドイツ航空(LH)によるものだ。
2011年度は、原油価格の高騰や災害の懸念事項があるが、ドイチェ・ルフトハンザAG取締役会長兼CEOのクリストフ・フランツ氏は「それらを乗り越える能力を持っている」とコメント。現在発注している低燃費の新機材のほか、機内および地上サービスなどに30億ユーロを投入しており、今後もハブ空港のインフラ整備など積極的な投資をしていく意向だ。
2011年度は、原油価格の高騰や災害の懸念事項があるが、ドイチェ・ルフトハンザAG取締役会長兼CEOのクリストフ・フランツ氏は「それらを乗り越える能力を持っている」とコメント。現在発注している低燃費の新機材のほか、機内および地上サービスなどに30億ユーロを投入しており、今後もハブ空港のインフラ整備など積極的な投資をしていく意向だ。