マカオ観光局、MICEのインフラ充実を強調−新ホテルやアトラクションも

  • 2011年5月18日
 マカオ観光局は5月17日、都内でマカオMICEセミナーを開催した。同局日本地区マーケティングリプレゼンタティブの齋藤純氏はマカオでのMICE開催の利点として、宿泊施設やコンベンション施設の充実をあげ「うまくお客様のニーズや予算に合わせて、どこでどういうものをやるか、選ぶことができる」メリットを強く訴えた。

 同氏によると、2010年12月現在、マカオでは93ホテルが2万988室を提供しており、コンベンション施設もシアター形式で3000人が収容可能の「マカオフィッシャーマンズワーフ」をはじめ、大型団体から小規模なインセンティブツアーまで対応できる施設がある。2011年5月15日にはコタイ地区の複合リゾート「ギャラクシーマカオ」内に「ホテルオークラマカオ」「バンヤンツリーマカオ」「ギャラクシーホテル」の3ホテルが開業。総客室数は約2200室に及ぶ。また、2015年4月にはマカオ国際空港とマカオ半島北部を結ぶモノレールができるなど、交通アクセスの利便性も向上するという。

 さらに、新たなMICEの素材として、2010年9月に複合リゾート「シティ・オブ・ドリームズ」でスタートしたショー「ザ・ハウス・オブ・ダンシング・ウォーター」を紹介。2000人が収容でき、貸切も可能だ。また、2011年1月にはロアン島にマカオパンダ館が開業。団体予約にも対応しているという。

 そのほか、齋藤氏は中国とポルトガルの文化が共存した独特の文化、世界文化遺産に登録されたマカオ歴史市街地区、日本から4時間以内の飛行時間という地理的な近さなどをマカオでのMICE開催の利点としてあげた。なかでも世界遺産は、登録された30の遺産に日本語の解説板を設置するなど、日本人向けの設備も整えられている。


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