スカイネットアジア航空、新ブランド「ソラシドエア」に−7月1日付けで

  • 2011年5月17日
 スカイネットアジア航空(LQ)はこのほど、新型機のボーイングB737-800型機の導入にあわせ、新ブランド「Solaseed Air(ソラシドエア)」を策定した。コーポレートカラーは新たに“ソラシドピスタチオグリーン”を採用し、ロゴや機体デザインも一新。7月1日に導入を開始する。LQでは、2011年度から12年度までの2ヵ年の中期事業計画を策定しており、新型機は2011年度に3機増やし、2012年度末には新型機6機を含め13機を保有する計画だ。

 中期経営計画は2013年の羽田空港再拡張を見すえ策定したもので、新ブランドの導入により、今後2年間で特に首都圏での認知を向上させ存在感を高めるねらいがある。また、新型機の導入やブランド刷新により、2012年度には営業収入を310億円、売上営業利益率は3%程度をめざす。

 新ブランドコンセプトは、「空から笑顔の種をまく。」で、ブランド名の「ソラシドエア」は、音階のソラシドを引用することで上昇するイメージ、弾むような楽しさ、親しみやすさを表現。また、solaは空を、seedは種を表しており、空から新しい命や力強さ、可能性を与えるイメージを感じてもらえるようにした。

 なお、LQは2002年8月に宮崎/東京線に就航し、現在は宮崎だけでなく九州の翼として1日当たり九州/東京線、九州/沖縄線の計9路線27往復を運航している。2013年度以降、路線便数を拡大していく考えで、羽田空港再拡張では最低でも4枠を確保したい考えだ。今後のプロモーション内容については、効果を検証しながら決定する。


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