トップツアー、3月海外旅行取扱額は1割減、教育旅行はプラス−人数も大幅増

  • 2011年5月17日
 トップツアーの2011年3月の旅行総取扱額は、前年比28.4%減の61億3444万3000円となった。このうち海外旅行は10.3%減の24億8037万1000円で、国内旅行は39.4%減の32億4709万1000円、訪日旅行は20.0%減の2億5927万3000円であった。

 海外旅行のうち、団体旅行は8.7%減、企画商品は9.5%減といずれも前年割れ。ただし、団体旅行では一般団体が東日本大震災の影響で19.1%減となったのに対し、教育旅行が7.4%増となった。また、企画商品でも、他社企画が22.3%減となる中で、自社企画は22.5%増と健闘した。その他の個人旅行は12.9%減であった。

 また、海外旅行の取扱人数は85.4%増と大幅に増加。団体旅行の取扱人数は8.6%減となったが、方面別ではグアム・サイパンが193.3%増、香港が50.6%増、欧州・ロシアが30.8%増、中国が9.4%増と増加。また、企画商品全体は107.8%増と好調で、方面別でもグアム・サイパンが702.6%増、台湾が675.0%増、欧州・ロシアが341.7%増、ハワイが175.6%増と2ケタ以上の伸びを見せた。

 なお、国内旅行は団体旅行が36.3%減、企画商品が39.8%減、その他の個人旅行が35.7%減。団体旅行のうち一般団体は29.8%減で、教育旅行は43.0%元となった。


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