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ビッグローブ、予約手数料収受のビジネスへ転換−流通総額700億円めざす

  • 2011年4月7日
 NECビッグローブは4月6日、複数の旅行サイトが提供する宿泊プランや国内外のツアーを横断的に比較、検索できる旅行比較サービス「旅比較ねっと」の提供を開始した。これは、これまで広告事業を中心としてきた旅行関連事業を、旅行予約による手数料収受を中心としたビジネスモデルへと転換するねらいの一環で、同サイトを経由した旅行予約流通総額700億円をめざす。まずは、国内宿泊と海外旅行、高速バスチケットなどの取り扱いをはじめ、2011年度中に国内ツアーや海外宿泊も追加していく。

 同社では、拡大するオンラインで旅行市場では、利便性が向上する一方で、自分の目的にあった商品を探すために多数のウェブサイトを比較する必要があるととらえており、旅比較ねっとへブランドを転換することで旅行商品比較に特化したウェブサイトとしての位置づけをた高めたい考えだ。

 旅比較ねっとは、複数の旅行ウェブサイトが提供する旅行商品を横断的に一括して比較検索することが特長で、国内宿泊では、楽天トラベルやじゃらん、ジェイティービー(JTB)などが運営する15サイト約170万件、海外ツアーでは、エイチ・アイ・エス(HIS)、JTB、阪急交通社、日本旅行が運営する5サイト15万件、高速バスでは約40社のプランを横断的に比較できる。また、高精度な検索エンジンを使用することで、豊富な旅行プランをすばやく柔軟に絞り込めるようになっているという。