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iddソフト、震災復興支援で業務支援システムを無償提供−1年間利用料無料に

  • 2011年4月7日
 業務支援システムを開発するアイディディ・ソフトウェア(idd)はこのほど、東日本大震災の復興支援キャンペーンとして、旅行業支援システム「アイディディ・トラベルワーカー」の利用料1年間無料サービスを実施する。

 アイディディ・トラベルワーカーはGoogleのクラウドサービスを活用してリテール業務をサポートするもので、インターネット上で予約カルテや顧客情報管理、販売仕入管理、入出金管理などの機能を提供する。同社によると、計画停電の影響でサーバーやデータセンターが使用できなくなることもあり、関西や海外にサーバーを移す企業も現れてきているという。インターネット環境があれば時間、場所問わず使用でき、スマートフォンやiPadからも利用できるクラウドシステムを提供することで、旅行会社に早期復興に向けた日々の業務処理に活用してもらうねらいだ。

 キャンペーンの対象は東京都を除く災害救助法適用地域で、青森県の一部、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、栃木県の一部、千葉県の一部地域の旅行会社。申込者には申込日より1年間、在籍スタッフ数を上限として希望するアカウント数を無料で提供する。ただし、導入時の「遠隔リモートサポート」費用として1万円が必要となる。また、システム初期費用や保守費用は不要だが、既存システムから顧客データをコンバートする場合は有償となる。

 利用期間は2011年4月1日から2013年3月31日で、申込期限は2012年3月31日まで。同社ウェブサイトから申し込みを受付する。


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