HTJ、被災地支援で宮城を訪問、ハワイでチャリティコンサートや募金活動も

 ハワイ州観光局(HTJ)は東日本大震災の被災者支援活動として、被災地訪問を実施する。ハワイの各企業の物資提供の協力のもと、HTJ代表の一倉隆氏をはじめとしたHTJスタッフが宮城県を訪問し、ペットボトル1200本やグアバジュース2040本、スパム、チョコレートなど物資を届ける計画だ。1回目は4月16日から17日に宮城県石巻市、2回目は27日から28日に宮城県多賀城市や名取市など仙台市の周辺を訪問する予定だという。

 また、「Aloha for Japan 〜アロハを日本へ〜」チャリティプログラムに協力し、さまざまな支援活動を展開する。同プログラムは被災者支援のため、災害直後にハワイの政界、経済界の多くの有志により立ち上げられたプログラム。ハワイ州全土での募金活動やチャリティTシャツの販売などを実施し、現在100万米ドルを超える義援金が集まったという。

 プログラムの一環として、6月26日にオアフ島で東日本大震災復興支援チャリティコンサート「アロハ・ヘヴン・イン・ハワイ」を開催。ハワイアンミュージックのオムニバスアルバム「アロハ・ヘヴン」発売10周年を記念したイベントで、ハワイアン・ミュージックを通じて被災者に応援のメッセージを送るとともに、収益の一部を日本赤十字社に寄付する。HTJでは公演チケットやCDなどの特典付ツアーの造成を旅行会社各社に訴えていく考えだ。

 さらに、HTJでは「アロハ募金」としてAloha for Japanステッカーの制作、販売による募金プログラムを実施する。HTJラウンジやHTJが参加するハワイアンイベントで1枚100円以上で販売し、郵送でも10枚1口1000円で受け付ける。このほか、募金箱や募金口座も設定した。募金は日本赤十字社を通じ、被災者支援のために寄付する。


▽地震関連情報一覧
リンク