オークラとJALホテルズ、海外販売を強化−拠点を共有化し海外企業と提携

  • 2011年4月5日
 ホテルオークラとJALホテルズは4月1日から、海外営業活動の強化を目的に、営業所の再編と拡充に取り組む。海外拠点を強化して各国での旅行・ホテル業界関連イベントに積極的に参加し、個人旅行客だけでなくMICEなどの団体利用など、様々な宿泊利用の需要促進をはかる。オークラは現在、国内で札幌、東京、名古屋、大阪、福岡の5ヶ所、海外では韓国、香港、台湾、北米・デンバー、欧州・アムステルダムの5ヶ所の営業拠点を所有しており、今後はJALホテルズの営業も担当。さらにニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドン、フランクフルト、パリ、モスクワの世界主要6都市へ、営業拠点を拡充する予定だ。

 今回予定する6都市への拠点拡充にあたり、両社はアメリカに本社を置くホテル産業に特化したセールス&マーケティングサービス会社のザ・プライベート・レーベル・カンパニー(PLC)と海外営業活動に関する業務提携を契約。まずは4月1日付でニューヨーク、ロサンゼルスの営業拠点を新設し、その他の拠点は順次開設する。各拠点ではPLCの営業担当者が、オークラとJALホテルズの認知向上をはかり、新しい顧客層の創出と囲い込みに取り組む。日本のホテルチェーンが同社と海外営業活動で提携するのは初めてだという。