関空、11年度の事業計画で新ターミナル建設−LCC関連施設整備
関西国際空港は、2011年度の事業計画でLCC事業の着実な実施に向け、新ターミナルの建設や駐機場の整備を実施する。3月31日付けで事業計画が国土交通省により認可された。新ターミナルは2期空港島に建設し、LCC対応施設を含むものとなる。LCC専用ターミナルとするかは現在検討中だ。
事業計画では、空港の施設建設や維持管理事業として555億1500万円を計上。このうち、駐機場や航空灯火、給油施設などLCC関連施設の工事、整備費用として40億3900万円を計上した。また、新ターミナルビルの建設費用や空港諸施設の維持運用、直営事業など、空港管理事業として489億4100万円を計上したほか、2期航空島の護岸嵩上げ工事に18億円を費やす。
なお、伊丹との経営統合法案の閣議決定を受け、現在工事が続く2期空港島のうち工事が終了した土地については用地造成会社から関西国際空港が買い取り、2010年度末をもって同社の所有地としている。
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