ホーランドクルーズは、ホーランドアメリカライン（HAL）の日本寄港を一部変更する。今回の地震の影響にともなうもの。4月30日の長崎寄港と5月2日の神戸寄港は従来通りとするが、東日本と北日本への寄港は取りやめる。そのため、5月2日神戸発のクルーズでは、5月4日と5日の横浜寄港と5月8日の釧路寄港を中止。代わりに、神戸出航後は5月3日を瀬戸内海シーニッククルーズとし、5月4日に釜山寄港、5月6日ウラジオストク寄港とする。5月10日のペトロハバロフスク着以降の日程に変更はない。

　今回の決定について、ホーランドクルーズでは、原発事故による放射能問題が取りざたされているが、福島から長崎まで690マイル、神戸まで360マイル離れ、瀬戸内海も事故の影響下にないと考えていることを説明。今回の変更は事前に公表したコースを維持する努力をしながらも、慎重に決定したことであると強調している。

　なお、HALでは5月2日の神戸寄港中に、2万5000米ドルの小切手を日本赤十字に寄付することを決定した。


▽関連記事
◆ホーランドアメリカ、2011年アジア・オーストラリアクルーズ設定、日本発も（2009/10/22）

▽地震関連情報一覧
リンク