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JTB大阪、関西エリアのトラベランド事業を継承−新事業会社「JTB関西」へ

  • 2011年3月31日
 JTB大阪はこのほど、JTBトラベランドの関西エリアにおける事業を継承し、「JTB関西」に名称変更し4月1日から新事業会社として営業を開始する。これは、2010年10月に発表したJTBグループの旅行事業再編にともなうもの。再編では、小型店舗を全国的に展開していたトラベランド事業の店舗運営を各地域会社に一元化することで、仕入から企画、販売までの連携を地域ごと強化し、その地域に密着したかたちでの事業拡大と効率化を推進するねらいがある。

 名称変更については、もともと関西エリアのJTBトラベランドは2府4県で展開していたため、大阪に特化していたJTB大阪が事業を承継し経営統合するにあたり、名称を変更することで事業領域の拡大に対応した。JTB関西は店頭を中心とする個人グループ営業特化型会社として、関西地域全体の店舗運営を一元化し事業を展開していく。

 一方、JTB西日本は法人営業や教育旅行、商品造成、提携販売、国債旅行、メディア販売などを取り扱っており、個人グループ営業に特化したJTB関西とすみわける。ただし、JTB関西の店頭で発生した団体旅行などをJTB西日本と協力して取り組むことも考えられ、相互の特徴を生かして連携をはかる。

 JTB関西はジェイティービーの100%出資会社で、事業エリアは滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県で、事業所数は89ヶ所。総要員数は900人。事業所数や要員数はJTB大阪とこれまでのJTBトラベランドの関西エリアのスタッフをあわせた数値。経営統合後、顧客ニーズにあわせて統廃合を含めた店舗展開をおこなっていく。

 なお、JTB関西代表取締役社長にはJTBトラベランド常務取締役でこれまで中部や関西、中国四国、九州エリアを管轄していた山田育史氏が就任する。


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