阪急交通社九州営業本部はこのほどトラピックスで、メリディアーナ・フライ（IG）のチャーター便を利用した地中海、エーゲ海、アドリア海クルーズを発売した。福岡発着9月24日出発限定で、プリンセス・クルーズの「ルビープリンセス」に乗船し、ミラノ発でイタリア、クロアチア、ギリシャ、トルコの4ヶ国14都市を15日間で巡り、ローマから帰国する。販売目標人数は270名。

　IGのチャーター機は全席を阪急交通社が単独で購入した。チャーター機を利用したヨーロッパツアーの場合、航空機材の運用やクルーのローテーションから1週間のツアーが多い。IGによると、2週間のツアーの実施は「航空機運用の非効率性や複雑なクルーローテーションから、非常に難しい判断だったが、（地震から）元気な日本を取り戻してもらうために協力することにした」という。

　同社九州メディア営業部海外旅行課三係の三原有美氏によると、九州発着でチャーター便を利用したヨーロッパ方面へのフライ＆クルーズ商品は今回が初めて。クルーズの最大の魅力は船内に連泊できることで、長距離のバス移動がなく、寄港地で身軽に観光を楽しめることもあり、リピーター率も非常に高いという。

　ツアーには福岡から添乗員が同行。寄港地での観光や37回分の食事もツアーに含まれる。旅行代金は往復航空機エコノミークラスで2名1室利用の場合、大人1名39万8000円からとした。


▽関連記事
◆メリディアーナ・フライ航空、夏のチャーター運航が決定、成田発着10本（2011/03/08）