チェコ航空、ウクライナ、フランスなど就航−中東展開も検討進める

  • 2011年3月30日
 チェコ航空(OK)は夏期スケジュールで、ウクライナ、コーカサス地方、フランスの都市に新規就航する。ウクライナではリボフ、ドニエツク、ハリコフ、コーカサスではアゼルバイジャンのバクー、フランスはボルドーに定期便の運航を始める。また、コードシェア運航により、プラハ/カザン(ロシア)線、カルロビ・バリ/バクー線も路線網に加える。

 このほか、中近東も航空情勢を考慮しつつ就航を検討。将来的に中東と中央アジアへの定期便運航をめざしているといい、バグダッドやリヤド、テヘラン、アシガバート(トルクメニスタン)について可能性を分析しているという。OKでは、「スカイチームに、今後中東の航空会社が新規加盟することにより得られる相互作用を考慮し、中東各都市への新規路線就航に重きを置いている」としている。

 一方、オスロやカイロ、ダマスカスなどの路線では減便もしくは座席数の削減を実施。また、冬期運休していたマルセイユとベニスは季節運航を再開するが、クロアチアのアドリア海地域やギリシャのテッサロニキ、イラクリオン、クレタ島など、収益の見込みが少ない路線は再開しない。