DS模擬問題:シンガポール編 マリーナ・ベイ・サンズで美食の競演

  • 2011年3月29日
問 次の世界的有名シェフのうち、昨年オープンしたマリーナ・ベイ・サンズに出店していないのは誰か
                                
A 和久田哲也
B マリオ・バタリ                       
C アラン・デュカス                     
D ギー・サボア                    
                            
――正解は下記へ                 
                         
                         
ココに注目!
                     
                     
▽斬新な外観が目を引く高級総合リゾート誕生

 シンガポールで昨年注目を集めたのは、マリーナ・ベイ・サンズのオープンだろう。マーライオンの対岸、マリーナ・ベイの中心にそびえるユニークな建物は、ラスベガス・サンズ社が東南アジアに進出した初の高級総合リゾート。5ツ星のホテル、最新の会議施設、エンターテイメント施設、一流レストランなどをそなえ、シンガポールの新しいランドマークとしてその存在感を示している。

 3棟のタワーホテルは55階建て、全2500室以上の規模。いずれのタイプの客室にも、スタイリッシュでモダンなインテリアを配し、窓の外には街のスカイラインと海の景色が広がっている。宿泊客にとって魅力的なのは、何といっても3棟のタワーホテル屋上を結ぶ「サンズ・スカイパーク」だ。1万2400平方メートルの敷地は美しい庭園になっており、天空に木々が並んでいるのを地上からも確認できるほど。この空中庭園や展望デッキ、レストランは誰でも利用可能だが、全長150メートルのインフィニティプールは特別。海抜200メートルのプールから眼下に摩天楼を見下ろす贅沢な時間は、マリーナ・ベイ・サンズ宿泊客の特典となっている。

 ホテル棟の足元に建設した他の施設の数々もスケールが大きい。7400平方メートルの開放的な空間にデザインされたショッピングモール「ショップ・アット・マリーナ・ベイ・サンズ」には、高級ブランドショップがずらり。モール内には運河が流れ、ここをサンパン船(かつてシンガポール川の行き来に使われていた小舟)で下るアトラクションが人気だ。4000席のシアターでは、ディズニーのミュージカル「ライオンキング」が東南アジアデビューを飾っているほか、最新の機器を備えた広大なカジノ、蓮の花をかたどったユニークな外観のアートサイエンス美術館、アジア最大規模の会場をもつ近代的なコンベンションセンターも誕生している。


▽世界一流の味がマリーナ・ベイ・サンズに集結

 マリーナ・ベイ・サンズが世界的に注目を集めている理由の1つに、各地からワールドクラスのシェフを招いている点も挙げられる。ニューヨークやパリ、バルセロナ、シドニーなどの名店が1つの施設に競うように出店しているのは、世界広しといえどもシンガポールだけといえるだろう。

 米国でマルチに活躍するマリオ・バタリは、ロサンゼルスの人気店「ピッツェリア&オステリア・モッツァ」を、フランスからはヌーベル・キュイジーヌの旗手ギー・サボアが「ギー・サボア」を出店し、オーストラリアで最も有名な日本人シェフ和久田哲也はシドニーの初支店となる「わく・ぎん」をオープンした。さらに、ウルフギャング・パックがステーキハウス「カット」を、ダニエル・ブールーがコンテンポラリーなフレンチ・アメリカンの「DBビストロ・モダン」を、そしてサンティ・サンタマリアはスペインのカタロニア料理を提供する「サンティ」を出店しており、それだけでも世界のグルメをうならせるラインナップとなっている。

 中華料理も負けてはいない。ファン・ビアオは広東、湖南、四川の洗練された味を「金山楼」でふるまい、地元シンガポールのジャスティン・クエックは、フランスでの修行を生かしたアジア料理で、サンズ・スカイパークに「スカイ・オン57」をオープンした。そのほか、マリーナ・ベイ・サンズにはトータルで50以上のダイニングが入っている。ここだけでも、滞在中にさまざまな食のバリエーションを楽しむことができるのだ。






正解:C