エイチ・アイ・エス（HIS）は東北太平洋沖地震の被災者支援策として、海外に長期滞在する被災者応援プランを企画し、3月25日からウェブサイトで告知を開始した。物価が手ごろで物資調達も比較的容易で過ごしやすい海外で、落ち着くまでの一定期間を被災者に過ごしてもらうことを目的に、現地ホテルや航空会社の協力のもと、特別代金を設定。対象は東北6県及び茨城県在住の被災者とした。

　まずは羽田、成田発着のソウル、台北、バンコク、上海、香港、ホーチミン、バリ島、トルコの8都市で、15日から30日間滞在する11のコースを設定。予約は電話や販売店舗で受け付ける。海外の渡航先ではHIS海外支店のスタッフまたは日本語を話せるスタッフによる、現地で長期滞在するための特別プランを組みこんだ。滞在者には通常の旅行者と同様に日本語での24時間サポートサービスも実施する。

　たとえば、ビジネスエアー（8B）の定期チャーターを利用した成田発着バンコク30日間では、往復8B直行便を利用しバイヨークブティック、もしくはシタディーン・バンコク・スクンビット23の滞在で、2人1室利用の場合1人あたり6万円とした。出発日は4月4日から7日までの毎日で、最少催行人員は1人からとする。

▽地震関連情報一覧
リンク

▽関連記事
◆HIS、旅行を通じて気持ちを運ぶ−海外出国時に購入の飲料水で支援呼びかけ（2011/03/23）