カンパニー・デュ・ポナン、3月の日本寄港を見送り、2012年に実施へ
フランスのクルーズラインであるカンパニー・デュ・ポナンは、3月に予定していた初の日本寄港クルーズのスケジュールを大幅に変更、日本への寄港を中止する。3月23日に上海を出発、4月2日に東京に到着、その後東京を出発し上海へ戻るクルーズで、途中には釜山のほか、長崎、鹿児島、宇和島、広島、大阪への寄港が含まれていた。ただし、同じコースを2012年に4月2日上海発で実施することを正式に決定。日本地区販売代理店(GSA)のマーキュリー・トラベルによると、フランス人には客船「ル・ディアマン」のアジアクルーズのなかで、今回の上海/東京間が最も人気が高く、特に日本へのクルーズを楽しみにしていた。カンパニー・デュ・ポナンとしては1年以内の日本の復興を願って決定したという背景があると説明する。
2011年の同クルーズは上海/香港クルーズとし、寄港地としては中国のアモイ、広東、ベトナムのハロン湾、ハイフォンを訪れるコースに変更する。日本寄港にあわせ、上海/東京の10日間のクルーズを設定しており、日本からの予約者は約20名。そのほかメディアの取材も予定していた。クルーズは安全上の問題でコースを変更する権利を有していることから、マーキュリー・トラベルでは予約者に対して、スケジュール変更後の上海/香港クルーズへの参加意向を確認している。
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