韓国LCCのジンエアー、仁川/新千歳線で初の定期便就航−4月から週4便で

  • 2011年3月7日
 大韓航空(KE)の子会社で格安航空会社(LCC)のジンエアー(LJ)は、4月11日から新千歳/仁川線に定期便を就航する。同社が日本に定期便を運航するのはこれがはじめて。現在国土交通省に認可申請中だ。

 LJは2009年末に羽田/仁川間のチャーター便で日本に初就航したのを皮切りに、山口/済州、新千歳/仁川、佐賀/仁川、宮崎/仁川間でチャーター便を運航。新千歳/仁川間では2010年12月29日から3月1日までの間、週2便でプログラムチャーターを実施していた。同区間ではKEが週10便で運航しているが、日本総販売代理店の国際興業ホールディングスによると、チャーター便のロードファクターは平均8割を超えており、需要は十分に見込めるとの考えから定期便化に至った。将来的には羽田空港や成田空港の就航も検討しており、発着枠の拡大に期待する。

 新千歳/仁川間はレジャー需要がメインであることから、販売は主に旅行会社を経由する考えで、認可が下り次第、パッケージツアーの造成を旅行会社にはたらきかけていくという。一方、ビジネス目的などで航空券のみを求める消費者に対しては、ウェブサイトでの直販も実施する。現在韓国語と英語でウェブサイトを展開しているが、遅くとも7月には日本語ウェブサイトを用意する考えだ。

 運航機材はボーイングB737-800型機で、エコノミークラス180席を予定。スケジュールは下記の通り。


▽LJ 新千歳/仁川線運航スケジュール(4月11日〜)
CTS 16時00分発/ICN 19時10分着(月・水・木・日)
ICN 12時20分発/CTS 15時00分着(月・水・木・日)