IACE、11年10月期の取扱人数は30万人規模へ−新店舗開設も

  • 2011年3月4日
 アイエシイ・トラベル(IACEトラベル)は、2011年10月期(2010年11月1日〜2011年10月31日)の取扱人数を30万人弱に設定した。同社は創立45周年を迎える2015年に取扱人数45万人をめざしており、この達成に向けて積極的な取り込みをはかる考え。同社によると、2010年10月期(2009年11月1日〜2010年10月31日)の取扱人数は前年比6%増の約28万人。企業の出張などの法人需要が堅調に推移したほか、レジャーやパッケージツアーも好調であったという。

 また、2010年10月からは店舗の統廃合を実施。顧客情報を店舗に集約し、営業力の強化をはかるとともに、管理体制を一本化し指示を明確に伝達することで、業務効率の向上をねらった。

 具体的には、2010年10月1日付けで上野支店を日暮里の本店予約センターと統合したほか、10月18日付けで神保町支店を虎ノ門支店と、11月8日付けで池袋支店を新宿支店と、11月15日付けで名古屋金山支店を名古屋支店と統合。本店予約センター以外は拡張のため店舗を移転した。新宿支店は新宿アイランドタワーと名称を変更し、関東圏で初の来店顧客をメインに据えた店舗にした。顧客に対し店頭での提案型営業を強化することで、新規需要の取り込みをはかった。

 こうした取り組みの結果、現在の店舗数は国内35店舗、海外22店舗の計57店舗。今期中のさらなる統廃合は予定しておらず、逆に取扱拡大をめざして新たに2、3店舗を開設する考え。国内店舗だけでなく海外店舗についても、法人需要が高いアジア地域で新規開設を検討しているという。


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