郵船クルーズ、飛鳥II世界一周クルーズの航路を変更−喜望峰周りで欧州へ

  • 2011年2月25日
 郵船クルーズは4月3日に横浜から出航する、飛鳥IIの2011年世界一周クルーズで、アデン湾とアラビア海の航行を中止し、喜望峰周りのルートに変更する。航路を決定した2009年7月時と比べ、アデン湾周辺での海賊による船舶襲撃が過激さを増しているうえ、エジプト情勢の状況を考慮し、乗客乗員の安全確保を最優先に判断した。4月11日にシンガポールに寄港した後は、モーリシャスのポートルイス、南アフリカのケープタウン、ナミビアのウォルビスベイ、セネガルのダカールを通って5月11日にリスボンに寄港し、従来通りのスケジュールに復帰する。そのため、スリランカやオマーン、エジプト、ギリシャ、イタリア、スペイン各地の寄港はなくなる。

 スケジュール変更に合わせ、オプショナルツアーも一部変更となり、3月中旬には申込客に案内を出せるように準備してる。また、終日航行日が増えることから、エンターテイメントなど船内イベントを増やす予定で、内容はクルーズ船上で告知する。