訪日中国人、訪問したい場所1位は北海道−温泉に興味、寿司や刺身が人気

  • 2011年2月4日
 トラベルズーはこのほど、トラベルズーチャイナの中国人会員に対し、日本への旅行に関するアンケート調査を実施した。調査によると、日本で訪問したい地域の第1位は北海道で、70.7%と圧倒的な人気をみせた。トラベルズーによると、自然や温泉、食事といった魅力や、2008年から2009年にかけて大ヒットした北海道を舞台にした映画「非誠勿擾」(邦題「狙った恋の落とし方」)の人気によるものだという。次いで富士山(37.4%)、東京(35.2%)、京都(22.9%)、大阪(22.3%)となった。

 日本で体験したいことは温泉が最も高く、81.4%と8割を超える結果となった。2位はディズニーリゾート(31.4%)で、3位は歌舞伎や相撲などの伝統文化鑑賞(30.6%)、4位はお祭(27.5%)となり、日本の伝統文化に触れる体験に興味が集まったが、寺社仏閣見学は8位の11.5%にとどまった。

 また、食ベたいものは寿司や刺身が68.3%と1位で、次いで懐石料理(44.9%)、焼肉(42.6%)と続いた。5位になった和菓子(39.1%)は女性の割合が高く、女性だけでみると45.6%で3位にランクインした。買いたいものの第1位はパソコンやデジカメ、ビデオカメラ、携帯電話などのデジタル機器で63.8%。2位は女性から人気の化粧品(48.1%)、3位は民芸品類(31.7%)となり、ブランド品(30.0%)は4位だった。

 なお、調査は2011年1月上旬にインターネットで実施。日本に興味、関心を持つトラベルズーチャイナの18歳以上の会員約1200人が回答した。