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日本航空とアメリカン航空、日本発北米行き運賃を共同販売−割引運賃を提供

  • 2011年2月2日
 日本航空(JL)とアメリカン航空(AA)はこのほど、4月1日以降の日本発北米行きの割引運賃を設定し販売を開始した。これは、太平洋路線における独占禁止法適用除外(ATI)認可を受けて開始する共同事業の一環。両社は4月1日以降、共同事業対象路線における日本発割引運賃を共通化し、往路と復路で異なる割引運賃も選べるよう調整することで、両社のフライトを組みあわせた割引運賃を提供する。

 これまでは、両社のビジネスクラス割引運賃を自社運航便に限定して設定していたため、往路はJLのビジネスクラス、復路はAAのビジネスクラスといった旅程の場合、IATA普通運賃で提供していたが、4月1日以降は割引運賃を組み合わせることが可能となる。さらに、往路はJLのビジネスクラス、復路はAAのエコノミークラス、といった旅程でもJLとAAが設定している割引運賃を組み合わせて利用できるようになった。

 また、共同事業開始により、運賃だけでなくネットワークやスケジュール、サービスも充実するため顧客にとっては選択肢が増え、利便性が向上するとの見込みだ。JLは、AAの北米でのネットワークを活用することで日本発北米行き割引運賃の設定都市を最大で約200都市に拡大。米国内での乗換可能回数を片道あたり2回に増やし、経路の選択肢を広げた。AAでは北米地方都市への割引運賃を販売。主要都市行きの運賃に一定の料金を追加することで利用できる。また、JLのネットワークを活用しながら北米発アジア行きの運賃設定を拡大する予定だ。