成田、CSアワード2010冬に10名を選出、ESTA関係の対応への受賞目立つ

  • 2011年2月1日
 成田国際空港(NAA)は2010年冬のCSアワードを実施、6件10名を受賞者に選出し、表彰状を授与した。今回はこれまで通り、細かい心遣いや丁寧な対応への評価があったほか、ESTAに関わる対応が2件、選出された。

 このうち、ジェイティービーの安田輝さんは、ハワイ挙式に参列する新郎の母がESTAへの申請不備が原因で搭乗手続きができない状況を受け、ESTA再申請を手伝った。空港内のインターネット・サービスへ同行し、再申請を試みたものの、米国大使館ホームページ内の申請サイトがメンテナンスで閉鎖されていた。安田さんは閉鎖解除時刻をみて、その時刻が米国のどの都市の時間かを調査。日本時間では30分後が解除時刻であることを突き止め、無事に申請と搭乗手続きを終えることができた。お客様は非常に喜び、後日改めてお礼の手紙が寄せられた。NAAでは、お客様の立場に立った思いやりのあるサービスと、プロとしての知識、機転のある対応を評価し、受賞を決定した。

 また、ANAエアサービス東京の森將さんと八重樫彰さんは、ESTA申請に関するホームページとターミナル内インターネット端末の立ち上げ、画面改修に尽力。森さんがESTAに申請しないまま空港に来る旅客が多いことを社内で課題提起し、全日空(NH)のホームページ内のESTA申請ページの内容改善を関連部署に依頼した。また、八重樫さんはNAAに対し、ターミナルに設置されているNAA管理の有料パソコンの立ち上げ画面上に、ESTA申請公式ホームページのアイコンを表示してもらえるように調整した。NAAでは、お客様の視点に立ち、自社のみならず他社への働きかけをしたことで、旅客利便の向上に寄与した点を評価した。