ジェットスター、ワンワールド運賃に組み込み、非加盟では初

  • 2011年2月1日
 ジェットスター航空(JQ)はこのほど、ワンワールド加盟航空会社との間に新たな運賃協定を締結した。2月1日以降、ワンワールド加盟航空会社と旅行会社は、世界一周向けの「ワンワールド・エクスプローラー」などのワンワールド運賃に、カンタス航空(QF)とのコードシェアでJQが運航する便を組み込んで販売できるようになる。QFは事実上すべてのJQ便でコードシェアしており、JQによるほぼすべてのオーストラリアおよびニュージーランド路線が対象となるという。

 JQが組み込まれる運賃は、ワンワールド・エクスプローラーのほか、周回旅行向けの「ワンワールド・サークルパシフィック・エクスプローラー」、「ワンワールド・サークルアジア&南西太平洋エクスプローラー」など。JQはこれまで、ワンワールドが非加盟の航空会社との提携によって提供している「グローバル・エクスプローラー」などの運賃に参加していたが、ワンワールドの主力運賃パッケージに非加盟航空会社が加わることはこれが初という。

 新協定はまず、QFのほか日本航空(JL)、アメリカン航空(AA)、キャセイパシフィック航空(CX)、フィンエアー(AY)、ラン航空(LA)、ロイヤルヨルダン航空(RJ)など、JQがすでにインターライン協定を結んでいる航空会社が発券する航空券に適用。他のワンワールド加盟航空会社については、現在協定の拡大に向けて取り組んでいるところだ。

 なお、JQは対象運賃を利用する旅客に対して、他の加盟航空会社と同等の手荷物枠や、国際線同士での手荷物のスルーチェックイン、QFとJQの国際線間での搭乗者スルーチェックイン、特定便での食事やアメニティキットなどの機内サービスを提供する。