求人情報
Marriott Bonvoy

フランス、2010年の日本人宿泊数は3%増−2011年は訪問者数60万人めざす

  • 2011年1月31日
 フランス観光開発機構はこのほど、旅行業界やメディアを対象に新年会を実施した。フランス観光開発機構在日代表のフレデリック・メイエール氏は、2010年を振り返り「フランスの観光にとっていい年だった。内外からの観光客も大きな増加を見せ、日本人観光客も数多く戻ってきた」と好調さをアピールした。

 メイエール氏によると、2010年の日本人宿泊数は前年比3%増で、訪問者数はおよそ57万人。世界的な景気の回復基調、円高ユーロ安、エールフランス航空(AF)の成田線へのエアバスA380型機導入、パリでのアジア系ホテル開業による部屋数の増加、ノルマンディーで開催された印象派フェスティバルの成功などが増加の要因としてあげられるという。同氏は「2011年は(訪問者数を)60万人まで増やしたい」と意欲をみせた。

 2011年はテーマやキャッチフレーズ、キャンペーンのビジュアルを一新し、新たなプロモーションを開始する計画だ。フランス観光開発機構では2008年から「こんなに近い、日本とフランス。」をテーマにプロモーションを実施してきたが、今年は異なるテーマで需要喚起をはかる。新プロモーションの内容については3月末に発表する予定だ。

 また、女性やシニア層に加え、旅行への意欲や目的意識が高く、興味のあるものにお金を惜しまない層をターゲットに設定。建築物や食といった文化の魅力を訴えていく。なかでもスイーツについては、昨年専用のウェブサイトを立ち上げたほか、このほど新たにパンフレットとして「フランススイーツ巡りの旅」を作成。引き続き注力してアピールする考えだ。