リーディングホテルズ、11年は300万米ドル増収めざす−個人レジャー好調

  • 2011年1月27日
 ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールド(LHW)日本支社長のベティ・オザキ氏によると、日本市場の2010年の予約が宿泊数ベースで前年比20%増、売り上げも250万米ドル増となった。オザキ氏によると、業務渡航での利用だけでなく、個人のレジャー需要への注力が奏功。2011年も2月の予約宿泊数が45%増、3月が23%増と好調といい、年間300万米ドルの増収に向けて販売をさらに強化する方針だ。

 個人レジャー需要への取り組みは、例えばロイヤリティ・プログラムである「リーダーズクラブ」の会員特典を拡充するなどし、会員数を約2倍の4000人に増加。日本語サイトの内容も充実した結果、ウェブサイト経由の予約は3倍に拡大したという。また、メディア露出にも取り組んだほか、高級ブランドなどとのコラボレーションや、レジャーに強い旅行会社への営業強化なども実施。こうした取り組みにより、個人レジャー需要は32%増の伸びを示したという。


▽ディレクトリを15年ぶり刷新、ネットと役割分担明確化

 LHWは1月25日、2011/2012年版の日本語ダイレクトリーの配布を開始した。15年ぶりにデザインを刷新し、写真を多用したほか分かりやすさや見やすさを向上。また、ウェブサイトとの役割を明確化するため、ダイレクトリーは読者に加盟ホテルへの興味を抱いてもらえる内容に焦点をあて、加盟ホテルの詳細はウェブサイト上で紹介するようにした。

 このほか、国別索引だけでなく、キッズプログラムやリーディングスパ、ミシュランの星付きレストランの有無、海岸沿いのロケーションなど、加盟ホテルの特徴をタイプ別に区分した索引も巻末に設けた。家族経営のホテル23軒の特集も組んだ。

 なお、これまでは1年ごとに作り替えてきたが、今年からは2年ごととする。