ジェイティービー（JTB）は1月26日、日本郵政グループが2012年竣工予定の「JPタワー」内に設置する「国際ビジネス・観光情報センター（iセンター）」の運営とプロデュースに関する業務を受託した。JPタワーは、千代田区丸の内にある旧東京中央郵便局を再開発して誕生する複合施設。iセンターは公共貢献施設として設置するもので、「日本のゲートウェイである東京から、東京を訪れる国内外のツーリストに対し、東京を中心とした日本全国の情報と有益で快適なサービスを提供することで、東京の都市機能向上に貢献する」ことをコンセプトとする。

　iセンターでは、旅行者に対して日本全国の交通や食事、宿泊、イベント、エンターテイメント、ビジネスなどの情報を一元的に提供。来訪者の交流や休憩、待ち合わせなどのため、飲食場所やイベントスペースなども備えるほか、外貨両替機能や手荷物託送サービス機能なども提供する予定。

　JTBは、今回の受託契約により、iセンターの開業前の準備業務と開業後の管理運営業務を担うことになる。すでに、本社の事業創造部内にファシリティ・プロデュース・プロジェクト事務局を開設。公共施設などの運営管理の受託実績があるJTBコミュニケーションを主軸に、同様の事業拡大をはかるという。

　なお、「JPタワー」と「iセンター」は、仮称である（1月26日現在）。