中国旅行懇話会と中連協、日中間交流拡大に観光は不可欠−合同新年会で
中国旅行懇話会と中華人民共和国訪日観光客受入旅行会社連絡協議会(中連協)はこのほど、合同新年会を開催した。挨拶に立った中国旅行懇話会代表幹事の荻野義一氏は、「今まで何度も病気や政治的な問題があったが、そのたびにその次の年は復活を遂げてきた」と話し、今年の日中間の観光需要の回復に期待を示した。また、その理由について、「これまでに積み重ねた日中両国の交流、人と人との付き合いに基盤ができてきたからではないか」と述べ、「もっと理解しないといけない。相互理解を助けるのが旅行」であることから、中国旅行懇話会と中連協の関係強化を進めることで日中間交流拡大をめざす。
また、来賓として登壇した観光庁国際交流推進課外客誘致室室長の勝又正秀氏は、「上海万博は盛り上がり、訪日観光ビザ要件は大幅に緩和した」と昨年の取り組みについて紹介。その一方で、秋以降は尖閣諸島問題での影響を受けたとし、「日中間は持続的な交流を進めることが何よりも大事」と強調。今後は、春節に向けた訪日旅行のプロモーションを進めるとともに、中国へのアウトバウンド需要の喚起もおこなうとし、双方向での観光交流促進を訴えた。
また、来賓として登壇した観光庁国際交流推進課外客誘致室室長の勝又正秀氏は、「上海万博は盛り上がり、訪日観光ビザ要件は大幅に緩和した」と昨年の取り組みについて紹介。その一方で、秋以降は尖閣諸島問題での影響を受けたとし、「日中間は持続的な交流を進めることが何よりも大事」と強調。今後は、春節に向けた訪日旅行のプロモーションを進めるとともに、中国へのアウトバウンド需要の喚起もおこなうとし、双方向での観光交流促進を訴えた。