ルフトハンザ・グループ、2010年の旅客数は17.2%増−中東・アフリカ好調

  • 2011年1月18日
 ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)などの親会社であるドイチェ・ルフトハンザAGによると、2010年のグループ航空会社の旅客数は合計で前年比17.2%増の9017万3000人となった。対象の航空会社には、LHやスイス・インターナショナル・エアラインズ(LX)のほか、2009年9月からbmiブリティッシュ・ミッドランド航空(BD)、同年9月からオーストリア航空(OS)を含む。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)を12.1%増としたところ、旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)は14.0%増となり、ロードファクターは1.4ポイント増となった。特に、中東とアフリカ路線が好調であったという。

 地域路線運航子会社を含めたLHのみの数値では、旅客数が5.9%増の5891万6000人。ASKを3.1%増としたのに対してRPKは5.4%増となり、ロードファクターは1.7ポイント増の79.4%となった。LXは、旅客数が2.8%増の1416万9000人、ロードファクターが2.2ポイント増の82.3%。このほか、OSとBDは2009年途中から傘下に入ったため前年比の数値はないものの、OSは旅客数が1089万5000人、ロードファクターが76.8%、BDは旅客数が619万4000人、ロードファクターが71.7%となった。