旅キャピタル、韓国の東西旅行社と共同出資会社設立へ−本部を設置

  • 2011年1月11日
 旅キャピタルは、韓国の総合旅行会社「東西旅行社」と共同事業を開始する。両社が共同出資し、「東西旅行社Japan」を立ち上げる予定で、1月4日には準備機関となる東西旅行社Japan本部を旅キャピタル内に設置した。旅キャピタルでは海外の取扱いのうち、人気のあった韓国方面の販売拡大を見込んでおり、東西旅行社ではオンラインに特化した旅キャピタルと協力することで、これまで着手できていなかったオンライン販売を強化するねらいという。両社の持つノウハウやインフラを共有することで日韓間のイン/アウトの取り扱い拡大をはかる。

 東西旅行社では日本支社を設置していたが、今回の会社設立にともない閉鎖。日本支社の業務はすべて新会社である東西旅行社Japanが引き継ぐ。新会社設立後は、日韓間のイン/アウトの旅行商材のオンライン販売や日本国内での韓国商品のホールセール事業などを展開する考えで、3月中をめどにウェブサイトを開設する計画。イン/アウトあわせて初年度で1万5000人から2万人の取り扱いをめざす。

 なお、東西旅行社は今年で設立40周年を迎える韓国の総合旅行会社で、レジャー部門だけでなく企業の海外研修や出張関連業務なども展開しているという。また、日本からのインバウンドでも、年間約15万人の日本人旅行者を受け入れた実績もあるという。