OTOA大畑会長、「安心・安全・協働」を邁進−新年会開催

  • 2011年1月7日
 日本海外ツアーオペレーター協会(OTOA)が1月6日に新年会を開催し、会員会社や業界関係者など約270名が集まった。OTOA会長の大畑貴彦氏は冒頭、今年度事業計画の柱である「安全情報の充実」「グローバルスタンダード化による良質な商品・サービスの提供」「業界内協働の推進」を改めて強調。この3本柱を「安心・安全・協働」というキーワードに言い換え、官民一体となって業界発展に取り組むといい、関係諸機関や団体との緊密な連携をはかる方針を示した。

 3本柱のうちグローバルスタンダード化について、大畑氏は「単なる世界標準にあわせた商品の企画や販売をするだけでなく、各国のパートナーとの継続的な関係構築や国際相互理解の増進、諸外国の期待に応えること」と説明。そしてその結果として、政府が進めようとするツーウェイツーリズムの促進も期待できるとし、重要性をアピールした。

 なお、会の冒頭に挨拶にたった日本旅行業協会(JATA)会長の金井耿氏は、2010年の海外旅行者数が前年比8%増の1668万人になる見通しであるとし、「ようやくここまで戻ってきた。反転攻勢の年としてきっかけがつかめたのでは」と述べ、「もっと勢いをつけて取り組みたい」と話した。