国内線の年末年始実績、総数は減少−日本航空の供給縮小で、その他は前年増

  • 2011年1月7日
 国内線6社の2010年度年末年始(2010年12月23日〜2011年1月5日)の国内線利用実績は、6社合計の提供座席数が前年比4.7%減の496万7117席、旅客数が1.9%減の319万0882人で、利用率は1.9ポイント増の64.2%となった(各社発表の合計値)。合計の値が前年を下回ったのは、日本航空(JL)の提供座席数の縮小(21.2%減)の影響が大きい。その他の全日空(NH)、スカイマーク(BC)、エア・ドゥ(HD)、スカイネットアジア航空(6J)、スターフライヤー(7G)はいずれも、提供座席数、旅客数ともに前年を上回った。特にBCは前年よりも羽田/熊本線、長崎/神戸線、茨城/神戸線など9路線を増やしており、提供座席数は66.9%増、旅客数は66.2%増と大きく数を伸ばしている。

 方面別では、NHの実績をみると全方面で旅客数が前年を上回った。特に、沖縄が6.1%増で利用率も69.4%と高い。JLも沖縄方面は旅客数が20.8%減となったものの、提供座席数の28.2%減よりも縮小幅は少なく、利用率も71.4%と全方面で最も高かった。各社の提供座席数、旅客数は以下の通り。


▽国内線6社の年末年始実績