エーデルワイス、11年夏に成田/チューリッヒ間を運航−LXは新シート

  • 2010年12月20日
 スイス・インターナショナル・エアラインズ(LX)はこのほど、同社子会社のエーデルワイス航空(WK)が夏の繁忙期に成田/チューリッヒ間を週1便で運航する計画を発表した。LXと合わせて日曜日をダブルデイリーにすることで、取り逃していた需要の摘み取りをはかる。

 LX日本支社長の岡部昇氏によると、夏はスイスの需要が高く、とくに直行便を希望する熟年層からの人気が高いことから、夏場は満席で座席が取れない状況が続くという。「需要があるから対応できるように機材を増やす」考えで、今回の増便で逃していた需要の取り込みをねらう。今回の増便をテストケースとし、結果次第では今後WKだけでなくLXでの増便も検討するという。

 運航期間は2011年5月28日から9月24日までで、成田発が毎週日曜日の13時55分、チューリッヒ発が19時25分。復路は土曜日出発でチューリッヒ17時30分発で、成田に翌日の12時15分に到着する。機材はエアバスA330型機で、ビジネスクラス30席、エコノミークラス255席の合計285席で、現在政府認可申請中だ。

 また、LXでは2011年4月21日から、日本路線でビジネスクラスに新シートを導入する。新シートは完全に水平になる2メートルのライフラット・ベッドで、マッサージ機能を完備。エアクッションではシートの硬さを調整することが可能だ。シートピッチは114センチ、シート幅は52.1センチで、座席配列は1-2-1と2-2-1を組み合わせる。現在日本路線はエアバスA340-300型機で運航しているが、新シートを導入することで、エコノミーが6席減、ビジネスが1席減となり、合計席数が7席減の221席となる。

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