ルフトハンザ、機内ブロードバンド接続再開−11年末までに長距離線導入予定

  • 2010年12月8日
 ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)はこのほど、パナソニックの米国子会社とドイツテレコムと共同で、機内ブロードバンドインターネット接続サービス「FlyNet」の提供を再開した。LHでは、2004年5月からボーイング子会社と共同でFlyNetを提供し、69機の機材で月間3万人に利用されていたが、2006年末にボーイングが同事業を停止したことでサービス提供を中止していた。まずは北大西洋地域の路線から開始し、2011年末までにほぼすべての長距離路線で提供できる予定だ。

 サービスを利用すると、機内で無線LANによるインターネット接続を利用できるほか、携帯電話のSMSやiPhone、BlackBerryなどのスマートフォンによるデータ通信も可能になる。社内ネットワークへのVPN接続も可能という。

 料金は1時間ごとに10.95ユーロか3500マイル、24時間使い放題のプランは19.95ユーロまたは7000マイル。24時間のプランは、時間内であれば乗り継ぎ便やフライト後のラウンジなどのホットスポットでもインターネット接続の利用が可能だ。なお、2011年1月31日までは、FlyNetのサービスを開始した路線を対象に無料トライアルを実施する。