龍馬ゆかりの7県が連携「大龍馬恋」、ドラマ終了後も協力継続

 坂本龍馬ゆかりの7県の大阪事務所が観光振興で連携を図る「大龍馬恋(れん)」の皆さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、各県自慢の「龍馬観光」をアピールした。

 大龍馬恋は大河ドラマ放映を機に昨年、高知、山口、長崎、鹿児島の4県で結成。今年は静岡、福井、広島の3県も加わり、龍馬をはじめ幕末関連スポットのPRで協力している。

 この日来社したのは高知県から県大阪事務所の馬殿昌彦さんとミス高知観光キャンペーンレディーの吉松絵美さん、長崎県から県観光振興推進本部の岩伸也さんと県観光連盟の澤田員儀さん、ロマン長崎の荒木優さん、静岡県から県大阪事務所の太田智之さん、福井県から県大阪事務所の宮塚和彦さん、広島県から県大阪情報センターの濱健造さん、同志社大学の学生で龍馬よさこい10実行委員の水谷祥子さん。

 静岡は龍馬の脱藩が許されることにつながった地で、今も幕末の史跡が多く残る下田周辺、福井は龍馬がお金を借りにきた福井藩主・松平春嶽とその歴史、広島は海援隊「いろは丸事件」の舞台となった福山市鞆の浦などに龍馬とのつながりが。高知は現在開催中の「龍馬であい博」と来年の「龍馬ふるさと博」、長崎は出島や旧グラバー邸、大浦天主堂などを紹介した。

 吉松さんと荒木さんは「今年は大いに賑わいました。来年も龍馬ゆかりの地へ、引き続きお越しください」。

 11月14日はJR京都駅前で、同15日には京都市の霊山護国神社で観光展を開催。14日は大学生による「龍馬よさこい」と連動したもので、水谷さんは「学生のパワーを龍馬に届けようという思いで取り組んでいます」。

大龍馬恋は「1つのキーワードで離れた地域同士が広域連携できるのは珍しく、今後も結びつきを深めたい」(濱さん)と、ドラマ終了後も引き続き活動していくという。


情報提供:トラベルニュース社