ワタベウェディングは12月1日、海外や沖縄などでの挙式「リゾ婚」の新パッケージプランとして、家族との絆を深めることを打ち出した「BABY婚」と「感謝婚」の販売を開始した。BABY婚は、婚姻届を出した直後は挙式しなかった夫婦が子ども連れであらためて結婚式を実施する「けじめ婚」の需要を想定。また、感謝婚は、両親や家族に感謝の気持ちを伝えたい、喜んでもらいたいといったニーズに応えるものだ。

　BABY婚プランでは、セレモニーでの演出と思い出をかたちとして残す「写真」を重視。セレモニーは子どもと一緒に入場するほか、写真は全国20ヶ所のワタベウェディングのスタジオで子ども一緒に撮影。子供連れで忙しくなりがちな挙式当日とは別の日に地元のスタジオで写真撮影することで、負担を軽減する。

　感謝婚は、リクルートのゼクシィによる2009年の調査で、海外挙式を選んだ理由の30.1％が「親孝行をしたかったから」となり、2003年から6.6ポイント増加するなど、ニーズが増加傾向にあるという。プランはBABY婚と同様、セレモニーと写真を重視。セレモニーでは挙式後に感謝の気持ちを伝えたい家族に感謝状を手渡すものとした。感謝状は、幼い頃からの成長の過程をたどる写真や感謝の気持ちをしたためた「メモリアルブック仕立て」という。

　なお、挙式の実施は2011年4月1日以降。料金は例えばグアムでのBABY婚が34万3000円から。ハワイでの感謝婚は34万1000円からだ。