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JATA、海外旅行保険加入促進活動を展開−観光庁、損保業界と協力

  • 2010年11月25日
 日本旅行業協会(JATA)は、海外旅行保険への加入を促進する活動を展開する。2009年の韓国、釜山で射撃場火災や、2010年夏のスイス氷河特急脱線事故、アメリカのユタ州バス事故などが発生しており、任意保険ではあるものの海外旅行保険への加入率が低いことが一般メディアなどでも取り上げられていた。海外旅行保険に加入することで受けられる補償内容や金額などについて紹介し、加入率を高めたい考えだ。

 まずは、12月から年末年始の旅行にあわせて海外旅行保険加入促進活動に取り組む。JATAと全国旅行業協会(ANTA)の会員会社店舗、保険会社店舗へのポスター掲出や、成田エクスプレス停車駅や私鉄駅への張り出しを実施。さらに、JATAウェブサイト上にデータとして保存し、各社が顧客に対してコピーを渡したり、データを利用してパンフレットへ露出できるようにした。

 JATAによると、現在の海外旅行保険加入率について正確な数値は把握できていないものの、会員である一部旅行会社からの情報などから海外旅行者のうちの50%に満たないと見込んでいる。具体的な数値目標の設定は難しいが、今後の活動を通じ、加入率70%程度まで引き上げたい考えだ。