JNTO、ぐるなびと多言語レストラン検索機能を展開−宿泊施設横断検索も

  • 2010年11月25日
 日本政府観光局(JNTO)は年内にも、「ぐるなび」の多言語レストラン検索サービスをJNTOウェブサイトで提供を開始する。ぐるなびは、「ぐるなび外国語版」で英語、中国語簡体字・繁体字、韓国語の飲食店情報を掲載しており、訪日外国人の中で日本の「食」に関する注目が高まっているのに対し、ぐるなびの情報をJNTOサイトで検索可能なかたちで提供する。また、検索されたキーワードはマーケティングツールとしての利用にも期待し、今後は人気別料理ジャンルや検索ワードランキングの発表などコンテンツの共同開発も検討する。

 また、JNTOは12月1日、訪日旅行者向けの宿泊施設横断検索システム「ジャパン・アコモデーション・サーチ」も多言語化。これは現在英語で提供しているもので、11月現在でJNTOの賛助団体・会員が運営する23の宿泊予約サイトを横断的に検索することが可能。近年、予約サイト側で多言語化が進み、10以上のサイトから中国語や韓国語の施設情報の提供を受けられるようになったことから、JNTOの検索システムも多言語化が実現した。ぐるなび同様、中国語簡体字・繁体字、韓国語に対応する。また、多言語化だけでなく、温泉や禁煙対応、家族風呂の有無など設定可能な条件を追加したほか、今後は地図からの検索などの機能も提供したい考えだ。