エクスペディア・ジャパンが、年内にもダイナミックパッケージを開始する計画であることが航空会社など関係者への取材で明らかになった。すでに国際航空運送協会（IATA）公認代理店の認可を取得。航空会社各社によると、航空会社のプレートも順次申請、取得している。

　同社はこれまでのところ、ホテルのみを自社で販売しており、エアオンはワールド・トラベル・システム（WTS）のフリーバードを利用。パッケージツアーも、ディー・エヌ・エー（DeNA）子会社のエアーリンクが企画・実施したツアーを販売している。ダイナミックパッケージシステムの稼働と前後して、エアオンの自社販売も開始する計画だ。

　なお、エクスペディアでは、2006年末に日本語サイトを開設して以降、日本市場に適したダイナミックパッケージのあり方などを含めて可能性を模索。日本市場では、欧米ほどダイナミックパッケージが浸透してこなかったが、国内旅行で楽天トラベルが成功。海外でも予約.com（旧グローバルトラベルオンライン、GTO）やスカイゲート、イーツアーだけでなく、ジェイティービー（JTB）や日本航空（JL）などが展開しており、徐々に消費者からの理解が深まってきているものと見られる。


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