最近1年間の海外出張率は13.3%、出張の好き・嫌いで行動スタイルに変化も

  • 2010年11月18日
 ライフネット生命保険が実施した、「ビジネスパーソンの出張ライフ」に関する意識調査によると、最近1年間に海外出張に行ったのは13.3%となり、全体の1割強であった。同調査は全国の20歳から59歳の有職者で、最近1年間に出張をした1000名を対象に実施したもの。海外出張をした133名の出張先別では中国(50.4%)が最も多く、次いでアメリカ(30.1%)、韓国(23.3%)と続く。

 出張を「好き」という回答は77.1%で、その理由は「その土地のグルメを楽しめる」(73.8%)、「旅行気分を味わえる」(57.2%)、「空き時間に観光地に立ち寄れる」(56.5%)と、旅行を楽しめる機会が増えることで出張を楽しむ傾向がうかがえる。一方、「嫌い」とした22.9%の理由は、「忙しく、慌しい」(49.8%)、「事前の準備が大変」(46.3%)、「移動時間が長く、疲れる」(45.0%)と、出張先に行く前に必要となる項目があげられた。

 出張先で1泊する場合の自由時間の過ごし方でも全体では「ご当地のグルメを堪能したい」(51.0%)、「観光地を巡りたい」(26.8%)、「ホテルの部屋でゆっくりしたい」(13.2%)となっているが、出張が嫌いな人の場合は「ホテルの部屋でゆっくりしたい」が(25.3%)と多く、事前準備や移動の疲れを癒したいと考える人が多いようだ。

 また、出張時のノートパソコン、スマートフォン、携帯インターネットの利用については、ノートパソコンが43.1%、スマートフォンが8.1%、携帯インターネットが78.3%で、携帯インターネットが最も多かった。将来の利用頻度について、「増えると思う」という回答が多かったのはスマートフォン(38.3%)で、スマートフォンへの期待がうかがえる。利用したことのある位置情報関連サービスでは、「国盗り合戦」(7.3%)、「mixiチェックイン」(6.9%)、「まちつく」(6.4%)と続く。ただし、年代別では20代は「mixiチェックイン」が17.1%、まちつくが14.7%で、それぞれ他の世代よりも5ポイントから10ポイント高いことがわかった。
 
 同調査は10月13日から10月14日まで、ネットエイジアリサーチのモバイルモニター会員を母集団とする20歳から59歳までの有職者を対象に実施。有効サンプル数1000名の結果を取りまとめた。