イタリアのメリディアーナ・フライ航空、丸紅エアロスペースを販売代理店に

  • 2010年11月10日
 イタリアのメリディアーナ・フライ航空(IG)はこのほど、丸紅エアロスペースを日本の独占販売代理店とすることで合意した。イタリア路線では、日本航空(JL)の地点撤退により座席供給量が減少していることから、来夏の日本/イタリア間チャーターの受注をめざす。2011年7月から9月にかけて日本発土曜日、イタリア発金曜日のスケジュールを予定し、今週中にも販売を開始する予定だ。

 使用機材は4月に改装が完了したエアバスA330-200型機で、座席数はビジネスクラス24席、エコノミークラス256席の280席。全座席に設置したパーソナルモニターは日本語プログラムへの対応も可能という。丸紅エアロスペース民間航空機ビジネスユニット・シニアマネージャーの犬塚耕一氏は、「サービス面で従来の外航のチャーターと差別化をはかりたい」との考えだ。

 IGは主にイタリア国内線と欧州域内の路線を運航していたが、2010年2月にエアバスA330型機を保有するユーロフライと合併。これを機に、ニューヨークやモルディブ、コロンボなどの長距離路線に参入した。現在では製造5年以内のエアバスA330型機を3機保有している。なお、今回のチャーター事業では、運営業務にエフネス航空事業部が協力する。