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カナダ、国のブランド力調査で1位に−バンクーバー五輪効果で

  • 2010年11月9日
 カナダ観光局(CTC)によると、ブランドコンサルタンティング会社による国のブランドイメージ調査で、カナダが第1位に選ばれた。昨年はアメリカについで2位だったが、バンクーバー冬季オリンピックを契機に、カナダの観光ブランドの活性化を実施した成果との考えだ。

 CTCによると、2004年から観光ブランド活性化戦略「Canada. Keep Exploring」を打ち出しており、2010年のオリンピックに向け早期からブランドの活性化をはかっていた。CTC社長兼CEOのミシェル・マッケンジー氏は「正しい戦略さえあれば、オリンピックの遺産が観光地としてのカナダの魅力を高め、最終的に観光客の増加につながると確信していた」とコメントを発表した。

 なお、このランキングは、ブランドコンサルタンティング会社のフューチャーブランドの「カントリー・ブランド・インデックス(CBI)」にもとづくもの。5大陸3400人のビジネス、レジャー目的の旅行者に対し実施している包括的な調査で、専門家の意見も取り入れて実施しているという。今回の調査では、2位はオーストラリア、3位はニュージーランド、4位はアメリカ、5位はスイスとなり、日本は6位にランクインした。結果は11月11日に英国ロンドンで開催される「第31回世界旅行博(WTM)」で正式に発表し、授賞式も実施する。