登山を一緒にするのは「夫婦」「家族」が半数、女性同士は20代から40代多数

  • 2010年10月27日
 ジェイティービーが実施したJTB旅のアンケートたびQの「登山に関するアンケート調査」によると、過去5年に登山をした人のうち、一緒にのぼったのは「夫婦」が27%、「家族」が20%で、全体の約半数となった。男女複数の「知人」は16%で、「女性同士」は7%。ただし、女性同士のうち65%は20代から40代が占めている。最近は、おしゃれなファッションで登山を楽しむ「山ガール」が増えており、JTBでは若い女性の間でも登山ブームが広がっているとして、今後も山ガール人口が増加していくと推察している。

 登山の期間は「日帰り」が56%と半数以上を占め、特に秋に登山をした人の64%、春に登山をした人の77%が日帰りと回答。「1泊2日」は23%で、「2泊3日以上」は全体の約20%となった。印象的な山として人気が集まったのは、1位が富士山、2位が高尾山、3位が立山。また、日本の山ならず海外での登山を楽しむ人も多く、スイスやニュージーランドの山を訪れた人が目立ったという。

 同調査は7月1日から7月8日までウェブアンケートで実施し、有効回答数は9647。このうち、過去5年以内に登山をしたことがある人は21%であった。環境省の発表によると、富士山の登山者数は平成22年度は約32万人で、過去5年間で約10万人増加しているという。