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イタリアのリグーリア州、認知向上はかりセミナー開催−花の祭典をアピール

  • 2010年10月26日
 イタリアのリグーリア州観光振興社でマーケティング担当を務めるロベルタ・グローリオ氏が来日し、このほど旅行業界向け観光セミナーを開催した。グローリオ氏は「リグーリア州の日本での認知度を上げてもらうことで集客を期待したい」と述べ、ジェノヴァや世界遺産のチンクエテッレなどの観光名所をはじめ、マリンスポーツ、文化、食事などリグーリア州の多様な魅力を訴えた。

 グローリオ氏は「まだ全体的な数は少ないが、日本はこれからのマーケットだ」と期待をみせた。同氏によると、現地の旅行会社13社が日本向けに特化したパッケージツアーを企画しており、日本市場にアピールする計画だ。また、2011年4月21日から5月1日にジェノバで開催される「第10回EUROFLORA」で、日本人旅行者の増加をはかる。これは5年に1度開催される世界中から植物や花が集まる花の祭典で、日本の生花店にも出展を働きかけるという。日本からの参加者があることで認知向上や集客へとつなげるねらいだ。さらに、旅行会社向けの研修旅行も企画している。

 そのほかセミナーでは、海に面したリグーリア州ならではの魅力として、ウィンドサーフィンやダイビングなどのマリンスポーツや、鯨の生物学者と同行できるホエールウォッチングを紹介した。また、日本人観光客から人気が高いジェノバは、ここ数年の間に語学学習目的での訪問者が増加したという。ジェノバの語学学校「A Door To Italy」のガイア・トルコ氏は、フィレンツェやミラノなど大都市に比べ物価が安く暮らしやすいことや、ミラノからおよそ1時間半の距離にあり、周囲の観光地へのアクセスの良さなどを理由に挙げた。