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フィンランド、オーロラとデザインに続くテーマ設定へ、数年でプロモ本格化

  • 2010年10月20日
 Visit Finland(MEK)日本代表の能登重好氏は10月19日、今後2年から3年をかけてオーロラと北欧デザインに続く新しいテーマを設定し、本格的なプロモーション展開につなげる方針を語った。フィンランド大使館で開催したワークショップ後のレセプションで本誌取材に応じた。これまで展開してきたオーロラとデザインのプロモーションが成功し定着したためで、現時点では「自然関連のテーマ」を模索。3年後にはすでにプロモーションを一通り終え、流行感度の高い旅行者層を獲得しはじめている姿を描く。

 また、現状の日本市場については、欧州での火山噴火の影響で予約が鈍化したこともあって、6月と8月の日本人宿泊数がそれぞれ3%増と1%増となるなどやや苦戦しているが、「今後の見通しは明るい」という。9月から11月の動向も順調で、回復を見通せる状態だ。通年では前年比7%増の14万5000人程度の見込みという。かねて目標に掲げる20万人は、新テーマのプロモーションを含めて5年間での達成をめざす。

 なお、ワークショップには現地から23社26人がセラーとして来日。日本側バイヤーは約100人が集まった。来日したセラーの1人、フィンランド・フェスティバル代表のカイ・アンベルラ氏は、1日で約20件の商談を済ませたといい、2010年から開始したフェスティバルによるプロモーション計画に対して「ポジティブな印象を得られた」と説明。また、「いきなりフェスティバルで誘客しようとするのでなく、既存ツアーの参加者向けにオプションとして提案する方が良いなど意見ももらえた」とし、今後の展開に反映したい考えを示した。


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