クラブツーリズム、東京で奈良を感じる日帰りツアーを設定−凸版印刷と

  • 2010年10月18日
 クラブツーリズムはこのほど、映像や展示を通じて奈良の歴史や仏像文化を紹介する日帰りツアーを設定した。これは、凸版印刷と共同で企画したもので、凸版印刷が制作したヴァーチャル・リアリティ(VR)映像の「興福寺 阿修羅像」の上演と、「東大寺大仏−天平の至宝−」展の観覧を組み合わせたもの。両社は、こうしたテーマ性のある旅行にVR作品を組み込むことで、付加価値の高い旅行商品や歴史や文化に触れる機会を提供する。

 もともと、クラブツーリズムは歴史や美術鑑賞、温泉巡りなど、趣味、嗜好にあわせたツアー「テーマ旅行」を設定しており、凸版印刷では、世界遺産や文化財をテーマにしたVR作品を多数制作していた。今回はクラブツーリズムが販売する「いにしえの文化と美しい仏像に出逢う旅」をテーマにした旅行商品シリーズ「寺院」の企画のひとつとして、凸版印刷が映像の上演を提供することで実現した。今回の企画を第1弾として今後も積極的に連携していく。

 同ツアーでは、東京国立博物館で東大寺大仏展を観覧し、同館内のTNM&Toppanミュージアムシアターで阿修羅像の映像を鑑賞する。料金は6000円。