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韓国・慶尚北道、新世界遺産の魅力訴え−受け入れ態勢の改善も

  • 2010年10月13日
 韓国の慶尚北道はこのほど、旅行会社とメディア向けに観光説明会を開催した。来日した慶尚北道観光産業課長の金鍾鶴氏は「慶尚北道は世界遺産をはじめとした韓国の文化財の20%がある、文化遺産の宝庫」と説明。特に、2010年に世界遺産に認定された「安東河回村」と「慶州良洞村」を活用して誘客をすすめたい考えを示した。

 セミナーでは慶州北道の観光素材として、歴史遺産や史跡、博物館などのテーマパークに加え、テンプルステイ、韓流体験、グルメ、レジャー・スポーツ、祭りなどの韓国文化の体験を提案。なかでも安東河回村と慶州良洞村は、韓国の歴史的な村落で儒教文化や両班朝鮮時代の支配層である両班の文化が体験可能だ。2010年に世界遺産に認定されたことで旅行者からの注目が増加しているといい、金氏によると、認定以前に比べ訪問客が10倍に急増した。

 安東河回村と慶州良洞村は、宿泊施設やトイレ、土産物店など受け入れ態勢の改善が今後の課題であるものの、現在は韓国の伝統的な家屋「韓屋」のホテルを建設する計画を進めており、2012年には完成する予定という。