キャセイパシフィック航空（CX）はこのほど、新たに3件の正規割引運賃を国土交通省に申請した。新運賃は、2010年10月28日から2011年1月31日までの成田発と関空発に適用する「朝着早得14はやトクん」、2010年11月1日から羽田発に設定する「早得はやトクん21」、羽田、成田、関空発のファーストクラス正規割引運賃「F得フレックス」。

　朝着早得14はやトクんは、出発14日前まで予約と購入が可能なエコノミークラスの正規割引運賃で、香港を深夜に出発し日本に午前6時に到着する成田行きのCX524便と関空行きのCX566便が対象。運賃は一律3万8000円で、従来の早得14はやトクんと比較すると最大で約5割安くなる。現地滞在日数は2日以上7日以内で、日曜日と月曜日の日本発、金曜日と土曜日の香港発は対象外。また、11月29日と12月23日から2011年1月1日まで、2011年1月7日と8日の日本発も適用しない。

　また、羽田発の早得はやトクん21は、出発21日前までの予約、購入が条件のエコノミークラス正規割引運賃。運賃は5万2000円からで、レジャー需要を見込む。「F得フレックス」は出発前日まで予約、購入でき、往復ともに出発日の変更が可能なファーストクラスの正規割引運賃。運賃は、往路の出発が火曜日から金曜日であれば38万円、土曜日から月曜日の出発であれば40万円。すでに販売している「ビジ得」との組み合わせも可能とした。